【安東英子先生認定】
美しい暮らしの空間アドバイザー
おの みわこです。
~お片付けのプロ~
大阪府を中心に活動しています。
今日は山の日。
祖父の部屋(4)の予定を次回に変更(すいません!)。
昆虫好きにおすすめの、自由研究についてお伝えします。
自由研究はお早めに…と考え、山の日の今日 投稿させていただきます。
今回は息子の小学生当時を振り返り、実際に作成した、昆虫標本の作り方をご紹介します。
昆虫標本は1号・2号をご紹介。
1号は、ご家庭にあるもので比較的簡単に、制作できます。
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一石二鳥の自由研究
親の仕事が休みの日は、子供はどこかへ出かけたがります。
お出かけと自由研究を同時にできるお題。
息子の場合は昆虫標本でした。
小学1年生で初めてチャレンジし、ほぼ毎年、昆虫標本をつくりました。
昆虫標本・一号
~ご家庭にあるもので作れます~
小学一年生の時。
自由研究で昆虫標本とつくってみたいと言うので、一緒にインターネットで方法を調べ、家にあるものだけで、子供にも作ることができる、昆虫標本をつくりました。
【材料】
- お菓子の空き箱 (できるだけしっかりしていて、蓋つきの物。)
- 透明セロファンか、あれば薄い透明プラスチックの板
- 発砲スチロール
- 針 (細い物)
- 乾燥材
- カッターなどの道具類
【作り方】
- 昆虫を捕まえる。
昆虫を虫かごに入れて持ち帰り、死んでしまったら形を整え、乾燥させておく。 - 標本箱を自作。
まず、箱の底と同じサイズに発泡スチロールをカットし、箱の底面にはめる。
蓋を額のように切り抜き、窓の部分に透明セロファンを貼り、裏側からテープなどで止める。 - 虫を針で刺して、②で作った箱の発泡スチロールに固定し安定させる。
- 乾燥材を、箱と発泡スチロールの隙間に入れ、蓋をして出来上がり。
以上が、家にあるもので作る事の出来る100%DIYの昆虫標本です。
下の写真は、実際にお菓子の箱でつくった昆虫標本の写真です。
親は、手出しをしてはいけないポリシーで完成。
トンボは飛んでいるみたいになりました。
セミとトンボは乾燥が早くて、羽などが取れにくいため、初めての標本におすすめです。
羽のぼろけている虫がいますが、虫かごに入れて持ち帰ると、どうしてもこうなってしまいます。
( 昆虫標本・2号で、正しい虫の持ち帰りかたをご紹介します。)
この方法は、出来てすぐは奇麗だったのですが、一年経つと昆虫の体がばらけてしまいました。
本気で標本に取り組むまで
2年生:紙粘土工作。周りの反応がいまいち。
昆虫標本の方が、ウケはよかったらしい。
3年生:夏休みに、大阪府箕面市にある箕面公園昆虫館へ見学に行く。
プロの作った珍しく美しい昆虫標本にすっかり感化され、その帰り道に立ち寄った『昆虫標本専門店』でドイツ製の標本箱に出会う。
枠がぴかっと焦げ茶色に光り、格の違いを静かに物語る。
他の標本箱には目がいかない。
ファーブル昆虫記に出てくる標本箱みたいだ。
親は悩む。5,000円か。高い。
子供は一生懸命、虫を捕るからとねだり、お店の方は子供にはもったいないと言って、売る気がない。
結論:子供にはもったいない、という店側の言葉にカチンときて購入。
プロみたいにつくりたい
本格的な標本箱。息子に本気で標本をつくれと約束をしました。
休日…釣りのポイントへ釣り客をいざなう漁師のように、虫のポイントへと息子を連れていく。
そして見守る…。
それでは、本気の作り方をご紹介します。
昆虫標本・二号
【捕った虫の扱い方】
(昆虫に薬剤を注射する方法もありますが、その方法は行っていません)
虫かごに入れて持ち帰ると、かごの中で暴れて羽がぼろけたり、食物連鎖が起こります。
ここでは、手の平位の大きさに正方形にカットした、つるつるの紙 (オーブンペーパーなど) で虫を包んで固定し、持ち帰る方法です。
- トンボ:正方形の紙を対角線上に折り、胴体部分を一番長い辺の部分に合わせて、羽を閉じた形で残りの二辺を折り、固定する。
- チョウチョ:トンボよりも羽が繊細なので、力加減に注意。
正方形の紙に包むところからはトンボと同じ。
紙に包んでから、チョウチョの胸の部分を指でつまんで圧迫し、心臓を止めてしまう。
つらいが、チョウチョは紙の中で生きたままにしておくと、動いて鱗粉が剥がれ落ちてしまう。 - セミ:紙でしっかり包めばよい。
- 甲虫:セミ同様
紙に包んで持ち帰った虫は、そのまま置いておく。
死んだことを確認後できるだけすぐに(死後硬直前に)足などの形を整えたうえで、風通しの良い所で乾燥させる。
昆虫図鑑を参考に虫の体の形を整えると、カッコよく出来ます。
専用の台も市販されていますが、これで十分です。
【材料】
- 標本箱
- 乾燥済の虫
- 昆虫標本用の針(通販で購入できる。針の太さは虫の大きさによる)
- 昆虫ラベル(採集した場所、虫の種類などを記入する。これも通販で購入)
【作り方】
- 標本箱に乾燥済の虫を針で刺して固定していく。
針は目立たず、それでいて虫の足の形など、細部を美しく固定する補助になるよう配置する。 - オスとメスが揃う場合は隣同士、セミの成体と抜け殻を隣に配置するなどの工夫。
全体の色・大きさの配置にも考慮する。
ドイツ製の標本箱で作った昆虫標本は、10年以上経つ今も、きれいなままです。
プロから見るとまだまだかもしれませんが、繊細な虫を子供が扱うのは大変そうでした。
昆虫好きだから できた部分もあると思います。
他の標本箱は、ナナフシの足が取れたりと、劣化しています。
この箱は3,000円位でした。
石採集の自由研究
当時の夕方、虫を探して小川の縁を息子と歩いていると、似たような年代の母子が対岸にいました。
その親子は、袋に石ころを集めておられます。
私が「自由研究ですか~?」と声をかけると、少しびっくりして「そうです、いろんな石を集めてるんです」と少し疲れた様子でおっしゃいました。
「こっちは、昆虫採集ですワ」と私が言うと「うあ~私ムリかも、大変ですね!」とねぎらって下さいました。
石か虫の違いだけ…一瞬ですが、同じ境遇で結ばれた感じがしました。
今回は、昆虫標本の作り方をお伝えしました。
暑い日が続きます。楽しい虫捕りですが、ご無理のない範囲で行ってください。
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さいごまで読んで頂いてありがとうございます。
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