◆片付けの伝道師◆
安東英子先生認定
美しい暮らしの空間アドバイザー
小野 美和子
安東流
本物のお片付けをご一緒に
◎活動地域◎
大阪府 京都府 奈良県
その他 地域はご相談ください
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自由な白黒写真
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祖父の写真を見ながら思います。
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祖父の部屋のお片付け(4)
95歳 祖父の部屋をお片付け中です(ブログ掲載許可を 頂いています)。
これまでお片付けを敵対視し、数々の部屋を物でいっぱいにしてきましたが、体が衰え、本人の希望で老人ホームへの入居が決まりました。
( 決定後に祖父の気が変わり、悩んでいるようです。)
清掃工場へ不用品を持ち込んで処分し、部屋にスペースが生まれました。
今回は①衣類と②本のお片付けの状況をお伝えします。
① 安東流の たたみ方
前回、引き出しから全部出した衣類は 安東流で畳み、収まりました。
着たことがないであろう洋服も多数ありますが、取捨選択は母に行ってもらいます。
~安東流・アルアル~
安東流で畳んだら、空っぽの収納ができました!
安東流でたためば、必ずそうなります。
ちょうど祖父がホームへ持って行く予定の 引き出し収納が空いたので、いったん引き出しを抜き、隅まで奇麗に拭きます。
これで、この部屋にある衣類の整理整頓は終わりました。
そう。他の部屋にもまだまだあります。
背広、マフラー、ラクダの肌着、カバン、ちゃんちゃんこ、セーター。…。
祖父が好きな物(1)
祖父はお人形が好きです。
お気に入りは、ペコちゃんと、だるまと、おしゃべりな犬です。
この人形たち、あの部屋のどこにあったの?…わかりません。
ご紹介します。
首が揺れるの。
って、
みんなから怖がられて
事務所の隅に
置かれてたのを
お爺さんに見つけてもらって
この家に来たんだ~
電池がすぐ空になっちゃう。
目もとろんとしちゃう。
本当はおしゃべりなんだよ~
写真を撮るので
感覚を空けて
お並びください。
だって。
他にも信楽焼きの人形とか、小さい銅像みたいな孫悟空など、色々とありますが、どれを特に、持って行きたいのか分かりません。
祖父に聞いたら、全部と言う性格なので、下手に聞けません。
そこで、祖父がお人形をご指名すれば、 ホームへ持って行くことにしよう、と決定。
② 衣類は軽いが,本は重い
祖父の周りには、決まってたくさん本があります。
昭和の百科事典
50~60年位前に、20巻以上ある百科事典や文学全集などを買い揃えるブームがあったらしく、家にも古い全集ものが 何セットかあります。
下の写真は主に古典の全集モノ。
背表紙にそう書いてあるので、きっとそうです。
今まで背表紙だけを見てきました。
古本屋さんは、全集モノを買い取ってくれません。
かなり前に 祖父が百科事典を処分する、と言い出しました。
こことは全く別の部屋に、天井に近い高さのある 大きな本棚があって、そこに黒い背表紙の百科事典が20巻位ありました。
百科事典は、かなりのスペースを占拠していると言います。
しかし祖父は、すぐに捨てるようなことができません。
この百科事典は値打ちがあるから 誰か欲しい人にあげることにする。
そう言って、すぐ人に見せる準備でしょうか。
家の階段にズラリと置きっぱなしにしました。
そして1年以上探しても、誰も欲しがりませんでした。
最終的に、私がスーパーに隣接する古本回収ステーションへ持って行き、他の本とも合わせて お買い物割引券(500円)になりました。
“僧侶は日常生活自体が修行である”そうですが、こっちの日常生活を僧侶が見たら、苦笑するでしょう。
本を1階へ下ろす
祖父の部屋は2階なので、この部屋にある本をほぼ全部1階に持って降ります。
( 先ほどご紹介した古典全集の入った本棚に、少し入れます。)
祖父が母に毎日毎日、2階にある本を持って来い と言うため、しょうがないから一気に全部、私が下ろしてしまおうということになりました。
祖父の居るリビングは置くスペースがないので、一階の倉庫に移動します。
《祖父の意地悪・エピソード1》
祖父は意地悪なので、わざわざ無い物を欲しがります。
母が2階まで 希望通りの本を取りに行ってあげても、祖父は「この本の隣にあったヤツや」とか「勘違いしてた」とか言って何回も取りに行かせるだろうと、察しがつきます。
実のところ、祖父が実際に本を読んでいる姿を、この頃見たことがありません。
でもこれは、祖父の意地とプライドの問題です。
~いろいろ面倒でも、付き合ってあげるのがオ・ト・ナ。~
と、大人な母から教わりました。
祖父はデイケア・サービスへ行く時、本を5冊以上持って行くと言う場合だけ、母に思いっきり、たしなめられています。
祖父の本を全部下ろす
前回 本と書類は紐でくくり、移動しやすくしましたので、全て運び出します。
いったんここに集合
押入れの上段いっぱいにあった本を全部 1階の倉庫へ運び下ろしました。
屋根から瓦を降ろす作業に似ているかも…。
あっちの方がずっと重いけど。
今では滅多に見られない光景ですが、あの、瓦屋さんが使いこなす 瓦専用の昇降機があったらいいな…。
などと考えながら、階段上がって本を持って、また下りて。
繰り返し繰り返しで本を下ろしました。
押入れの上段から本がなくなりました。
ガランとしてきました。
今回は衣類と本のお片付けをしました。
これらの作業が終わったので、祖父の部屋のお片付けも終盤戦となります。
屋根裏収納の是非
この家を建てた時、屋根裏収納はあえて作らなかったそうです。
施工業者さんから 屋根裏収納を薦められたそうですが、なかなか捨てられない性格なので、屋根裏があると 余計にものが増えるからと思ってやめておいたそうです。
母が「たまには正解の時もあるやろ」と言っていました。
【不安を感じる収納場所が家の中にありませんか?】不安を感じるということは危険な場所です。年齢と共に、収納の見直しはしないといけません。
さいごまで読んで頂いてありがとうございます。
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