◆片付けの伝道師◆
安東英子先生認定
美しい暮らしの空間アドバイザー
小野 美和子
安東流
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7月の初旬、近所の軒先にツバメの巣を見つけました。
他の鳥と違い、ツバメは人の目にとまるところへ巣作りをします。
今回は、身近な野鳥であるツバメと、ひとの住居の関係についてのお話しです。
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ツバメの巣
7月の初旬、歩いていると鳥のフンが落ちていました。
見上げると巣があって、なかの1羽と目が合いました。
ツバメは泥とワラを 唾液で固めた、おわん型の巣をつくります。
春になると、およそ2,000km~5,000kmもの距離を、フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなどの南方から、はるばる日本へとやってきます。
わたしの住む関西では、4~6月頃がツバメの繁殖期とされていますが、もう7月。
春から夏にかけて、2回子育てをするペアもいるそうなので、もしかするとヒナの親御さんは2回目の子育てかもしれません。
ツバメは人工物( ここではテントの骨組み )を土台に巣を造り、民家の軒先など、人が住む場所で繁殖します。
これは天敵のカラスが近寄りにくいからだと考えられていますが、あえて人間の目にとまる場所に巣を造る点では、他の鳥と一線を画します。
3日後、見に行くと全員おひる寝。
一瞬ダメかと思ってしまいました。
1週間後。
喉のところが、親鳥のように赤く色づいてきました。
日本野鳥の会では2013年から2022年まで「ツバメの子育て状況調査」を実施したそうです。
8年間で5351人から延べ1万586カ所の巣について報告され、うち46%が巣立ち、その平均値は巣1か所あたり4羽でした。
近所のツバメも4羽。
「そろそろ飛び立ちそう」な大きさになっているので、3日後また見に行きました。
もう、巣が手狭な状態です。
つぎ見に行くと巣は空。
あっさり飛び立ったあとでした。
成長ビフォー☆アフター
日本でのツバメは穀物を食べずに害虫を食べてくれる、益鳥( えきちょう:人や農作物によい影響を与える鳥)として、大切に扱われてきました。
『ツバメの巣のある家は安全』という言い伝えもあって、巣立った後の巣を大切に残しておくことも多く、瑞鳥( ずいちょう:めでたい鳥 )としても知られています。
しかしツバメの個体数は近年減少傾向にあり、大阪府吹田市による調査では、1998年と2010年を比較すると1/3になっているそうです。
ツバメの子育て応援期間
ツバメが巣で子育てする期間は、2週間程度です。
フンが困る場合は、段ボールや新聞紙を活用して、受け皿をつくってあげると掃除がカンタン。
日本では法律で、都道府県知事の許可がなければ、卵やヒナがいる巣を壊すことは違法になります。
巣立ちと旅立ち
巣立ちを終えたヒナと親鳥は、河川敷や ため池の 葦(あし)原などに集まり、数千羽から数万羽の集団ねぐらをつくります。
そこでたくさんのエサを食べて渡りに備えます。
そして秋が近づく9月~10月になると、九州、沖縄を経て海を越え、南方へと渡っていきます。
再び南方から日本へ渡ってくるのは、次の春です。
これまでお片付けに伺ったお宅では、それぞれ様々なペットを飼っておられました。
いまのところ、ネコさん率が高めです。
ペットも野生動物も、人にとって暮らしを豊かにしてくれる大切な存在だと思います。
さいごまで読んで頂いてありがとうございます。
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おはようございます。
お邪魔しま~す。
ツバメの巣、街角で台風が来ても壊れない場所に作るので、偉いなぁ~っていつも思っています。我が家は瓦屋根で、建て売り住宅なんですが、先にスズメさん一家が入居されていました^^なので、ツバメは近くの電線にとまって、いいなぁ~って眺めているだけで、たいてい、スズメさんにこっぴどく追い払われています^^
この春、庭のハナミズキにシジュウカラが巣を作って巣立って行きました。シジュウカラさんは、家に直接、巣を作らないので、我が家のスズメさんご一行(4世帯ぐらい居ます)からも黙認されたんだと思います。巣は崩さずに、来春、補修してまた使うかも知れないので、見守りますねっ♡台風が来るので、春までもつか?心配ですが、その時は頑張ってリフォームしてもらいましょう~
お邪魔しました。
ものすごい暑さです。どうかお身体大切に♡
二色 恋様
コメントありがとうございます。
ご自宅にスズメさんやシジュウカラさんの巣があるなんて、絵本の中のお話を聞いているようで本当に素敵です。
確かにツバメの巣の設置場所は、様々な条件を満たした一等地…
きっと二色恋さんのスズメさん宅も、シジュウカラさん宅も、かの業界では太鼓判が押されているに違いありません。
小鳥の巣や、甲斐甲斐しく子育てする様子を見ていると、こちらも襟を正さねば、と思います。
暑い日が続きますが、関西組・元気に頑張ります。
二色恋さんも、お体ご自愛ください。
ありがとうございました。