◆片付けの伝道師◆
安東英子先生認定
美しい暮らしの空間アドバイザー
小野 美和子
安東流
本物のお片付けをご一緒に
◎活動地域◎
大阪府 京都府 奈良県
その他 地域はご相談ください
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祖父の部屋をお片付け(2)
祖父(95歳)の部屋を片づけることになりました。
(ブログ掲載の許可を頂いています)
元来 物を捨てる事が嫌い。コレクター気質も持ち合わせています。
今回は 実際に祖父の部屋を片付けながら、お片付けの 基本的な流れを お伝えします。
祖父の事例は 物が多い方ですが、そうでない場合も 片付ける順番は 変わりません。
~いきさつ~
祖父が車椅子の生活になり 老人ホームへ、2週間後 入居することになりました。
白いチェストや本、DVDなどをホームへ持って行くそうです。
そのため 2階にある 祖父の部屋を片付け始めました。
① 床面を 広く開ける
(収納から、全部出すための作業場所の確保)
戦前の写真
床面を広く開けるために 折り畳みベットを畳むと、ベットの下から 写真が沢山入った 缶が出てきました。
白黒写真、セピア系、カラー。人間も年代も混在しています。
急いで作業のはずが、ついつい見てしまいます。
白黒写真は、大きさがまちまちで、整理しづらそうです。
人間、長く生きると持ち物が 歴史的風情を帯びてきます。
長老写真はおよそ100年前。
となると全員、普段着は着物。道は地道がスタンダード。
写真の場合、技術の進歩と同様に その保管方法や整理方法が様々です。
大きくはアナログとデジタルに分かれるとしても、やはり最良の整理整頓方法が知りたいところです。
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祖父の部屋に戻ります。
部屋の様子
4畳半の和室ですが、壁側にびっしりと 積み上げられたカラーボックスの中に、本がぎゅうぎゅうと 押し込まれています。
埃が積もり、圧迫感があります。
さらに 一番上面には絵やら寄せ書き等が置かれ、何年もそのまま そこにあるようです。
本の手前には 人形の置物、ペン、爪切りやメガネなど、細々とした物が置かれています。
「メガネ」と書かれた紙が貼りつけてある引き出しには、メガネはひとつも入っていません。
他の引き出しも同様です。
しかも「メガネ」と書かれた引き出しは 合計3つもあります。
よく祖父が『自分の部屋に居ると、混乱するねん』と言っていましたが、その原因の一つと考えられます。
床面を開ける作業
少し他にそれましたが、床面を開ける作業の方は、折り畳んだベットの上も利用し、最低限の場所を確保しました。
②押入れの戸袋と上段を全出しする
『安東流・片付けの順番』では、造りつけの収納から見直していきます。
和室なら押入れです。
押入れの作業は 戸袋→下段→上段が順番ですが、部屋のスペースがないため 先に上段を全出しし、スペース確保。
ここに本を集めます。
押入れの上段に入っていた棚類は処分しました。
本は1階の倉庫へ移動するので、持ち運びやすいように紐でくくっています。
積み上げていく。
軽い単行本を安定させるため、手前に
徐々に重い本を積み上げていく。
押入れの戸袋は 解体した家具の一時置き場です。
廊下に 処分する収納用品を出しました。
ラック類は処分
③ 分類したものを種類ごとに配置
ここまでの作業で、モノの分類が進みました。
さらに部屋を大きく3つにゾーン分けします。
- 押入れ上段
- 押入れ下段
- 部屋の床部分に引き出し収納
ゾーンごとに分類したものを集合させていきます。 - 押入れ上段に本、dvd、書類。
- 下段に処分して良さそうな物(あとで母に判断してもらう)。
- 引き出し収納は、衣類です。
↓ ↓ ↓
④ 多すぎたり 使いづらいモノは処分
小さい収納家具と、100均の半透明のボックスが多数ありましたが、使いにくく かえって場所をとるため、ほとんど処分しました。
今回は、祖父の物の分類作業を中心に 作業の流れをお伝えしました。
お片付けは続きますが、①~④の作業を繰り返して完成に至ります。
祖父は100均へ よく行っていたそうです。
110円(税込) だからと言って、ホイホイ買っていると とても大きな金額になってしまいます。
100均へ行くなら、安東先生の「こんなのを選んでね」~のカゴです。
色々買うと、それが散らかる原因にもなります。
【片付け収納で一番使う100均のカゴ…実例紹介】セリアとダイソーのカゴの品番は概要欄に記載。クローゼット、キッチン、洗面所…このカゴは色んな場所で使えます。
さいごまで読んで頂いてありがとうございます。
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