◆片付けの伝道師◆
安東英子先生認定
美しい暮らしの空間アドバイザー
小野 美和子
安東流
本物のお片付けをご一緒に
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お片付けが終わったので、壁の修理をします。
築60年の家、4畳半の和室です。
ぼろけた壁が落ちてきて、常にホコリっぽい状態でした。
今回は、DIYで既存の壁の表面にあるキラキラの繊維部分をはがし、和室用水性塗料で仕上げます。一番手軽な方法です。
築60年・和室の壁はこんな感じです
部屋の壁は、キラキラ繊維壁です。
上の写真はキラキラが浮いていて、さわると塊で落ちます。
この家は繊維壁や砂壁の和室が多く、それが劣化して剥がれてきています。
カベの補修は、へやの雰囲気が明るくなって、達成感は大きいです。
和室の場合、おもに塗料か塗り壁材を使いますが、今回は室内壁用水性塗料を使います。
塗料 床や窓枠にマスキングをして 刷毛やローラー刷毛で塗るタイプ | 室内壁用水性塗料 |
浴室用水性塗料 | |
ステイン | |
オイル |
塗り壁材 水を加えて練り、コテを使って塗るものが中心。 DIY向けに改良された商品がある。 | 珪藻土 |
漆喰 | |
漆喰風塗料 | |
和室壁(繊維壁・じゅらく壁) |
~安東先生の劇的な実例です!自分でもやってみたい!ってなりますよ~
【玄関と洗面脱衣室の劇的before/after】ペンキを塗った家具とリフォームで広くなった洗面脱衣室。劇的に変わりましたよ!
ここまで傷んでなければ、壁全体をはがす必要はありません。
この部屋は窓の下部分が、かなり はがれて損傷しています。
① 壁の表面を削り取る
壁に霧吹きでたっぷり水をかけ、そこをヘラで削り取ります。
和室壁の壁材は、水に溶ける性質のものが多いので、水気を吸収させれば、はがれます。
でもチカラ加減が必要。
キラキラの下の層もたいして丈夫ではないので、一緒に削ってしまわないように注意して作業します。
この部屋の壁は、ワラや小さい石ころも混ざっていました。
床は砂のがれきが落ちるので、必ず新聞紙やシートなどを置いて作業します。
水を含ませた雑巾やスポンジなどを使って、壁に水を含ませる方法もあります。
この方が、たっぷり水分を含ませることができます。
はがす作業は時間と労力が要ります。
暑さと汗、砂とホコリ…本当は11月くらいが作業には良さそうです。
全部はがしました。
② シーラーを塗る
下地にシーラーを塗ります。壁に透明の被膜を作ってくれます。
今回は4リットル使う予定。
《アサヒペン繊維壁・砂壁おさえ》Amazonで2,600円位です。
お手軽なスプレータイプもあります。
これをしっかり塗っておかないと、ペンキがどんどん壁に吸われてしまいます。
壁の下の部分が塗ったところ。
上がまだです。
(本当はシーラーを塗るときに養生が要りますが、省いています)
シーラーを塗った段階で、かなり部屋の埃っぽさが緩和されました。
4畳半の小さい部屋でも、古い家の場合は多めに塗料が要ります。
シーラー4リットルをほとんど使いました。
残りの液体の影。
③ 養生と補修
次に、マスキングテープで養生してから、壁の凸凹や隙間をコーキングで補修します。
年季が入っている分、隙間や凸凹も大きいです。
壁と柱の間の隙間もこれでふさぎます。
パテで壁の凹凸をならせば確実ですが、今回は行いません。
隙間がふさがれました。
④ 和室カベ用塗料を塗る
ペンキで仕上げます。
室内壁用水性塗料です。
ほぼ和室しかない家なので、わたしは和室用の同じ商品を、補充するかたちで購入しています。
色の冒険はできませんが、ペンキのロスは全くありません。
和室用のカラーは、アサヒペンの和室壁用。
大きい缶は5リットル、Amazonで6,500円位です。
いつも浅黄色を使っていて、これが一番無難で明るいです。
漆喰や珪藻土を塗ると、もっと良いです。
しかしお値段が張るので、勝手に買うと家族がびっくりします。
漆喰や珪藻土は、手軽に挑戦できるDIY用の商品があって、色もおしゃれ。
断熱、調湿、消臭などの効果があります。
リフォーム時期の目安
耐久年数は、安価な素材ほど短く、高価になると伸びます。
ペンキなら5年で塗り替え。
塗り壁材は15~20年が塗り替えの目安です。
ペンキで部屋の半分を塗りました。
3度塗りしてやっとペンキの発色が得られた感じです。
壁の上の部分を塗って完成しました。
部屋があかるくなりました。
もう埃っぽくありません。もたれ掛っても大丈夫!
今回の4畳半のへやを塗った材料費。
塗料と、マスキングテープやハケ等の道具類を合わせて、約1万円でした。
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壁の一部を塗る、アクセントウォールもおすすめです。